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非化石価値取引市場

非化石価値取引市場

非化石価値取引市場とは

非化石価値取引市場とは、温室効果ガスの削減や環境保全に対する企業や地方自治体の取り組みを促進するため、排出量削減や環境保全活動の実績を取引可能な金融商品として商品化する市場のことです。取引される金融商品は、CO2排出量削減実績に応じたクレジットで、企業や自治体は必要なクレジットを取得し、自己の環境負荷を抑制することができます。

非化石価値取引市場の現状

非化石価値取引市場は、国連気候変動枠組み条約に基づく「排出削減単位(ERU)」や「クリーン開発メカニズム(CDM)」、日本の独自制度である「排出量削減取引制度(J-VER)」などが存在します。また、日本では2019年には、政府が推進する「グリーン投資・グリーンファイナンス」の一環として、非化石価値取引市場の拡大を進める方針が打ち出され、市場の発展が期待されています。

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