株式会社サンヨ様には2022年10月より、伊藤忠エネクスの自家消費型太陽光発電システム「TERASELソーラー」をご利用いただいています。今回は株式会社サンヨの石川様に、導入検討時のお話や当社のサポートについてのお話を伺いました。太陽光発電導入後の効果も併せてご紹介します。
伊藤忠エネクスの「TERASELソーラー」
03-4233-8055 平日 9:00~17:30目次
株式会社サンヨ様は2024年で創業60周年を迎える、紙・不織布・剥離紙・食品包材・複合素材などの委託加工、原反異物検査加工、OEM製品製造販売を専門とする企業です。メイン事業は紙・不織布製品の委託加工で、お客さまの指定の規格や指定の製品への加工を中心に行っています。
取引先企業の多くが関東や関西のプライム市場上場企業で、多くの企業で直接取引をしている点が特長です。一般家庭向けのクッキングシート製造では、全国トップシェアの生産量を誇っています。
会社名 | 株式会社サンヨ |
設立 | 昭和39年(1964年)6月 |
所在地 | 愛媛県四国中央市豊岡町大町357-1 |
売上高 | 22億円(令和5年8月) |
事業内容 | 紙製品・不織布・剥離紙・複合素材 企画・販売 紙・不織布・剥離紙等の委託スリット加工 |
従業員数 | 64名 |
敷地面積 | 約13,000㎡ |
建屋面積 | 約6,000㎡ |
Webサイト | http://sanyo-kk.biz/index.html |
▲株式会社サンヨ様の本社工場内の様子
—TERASELソーラーを導入する以前はどのような課題がありましたか?
石川様:太陽光発電の導入を検討し始めたのは、2〜3年くらい前でした。当時は新型コロナウイルス感染症が流行していて、ロシアによるウクライナ侵攻も始まる前でしたから、まだ燃料価格の高騰という問題は出てきていない頃です。
世界はもちろん、日本のビジネスにおいてもSDGsやBCPといった考え方が急速に広まり、大手企業も意識し始めているタイミングだったので、当社もそういった部分のアピールができれば、今後もっと選ばれやすくなるのではないかと考えていました。当社は委託加工が中心のため、お客さまに選んでいただくことが何よりも重要です。大手企業がサプライチェーン全体での温室効果ガス排出量の削減などの環境対策に取り組み始める中で、当社もその流れに合わせて対応していく必要があると、漠然とではありますが感じていました。
—TERASELソーラーを知ったきっかけについて教えてください。
石川様:2018年3月から伊藤忠エネクスさんと電気の契約があり、もしかしたら太陽光発電の事業もやっているのではないかと思ってご連絡をしたのがきっかけです。なので、TERASELソーラーはご提案をいただいて初めて知りました。
伊藤忠エネクスの「法人向け電力供給サービス」
03-4233-8055 平日 9:00~17:30—伊藤忠エネクスに対してどのような印象をお持ちでしたか?
石川様:まず電気の契約の方で、非常に安いという印象がありました。他の電力会社さんよりも安く供給していただいていますので。
それから安心感ですね。電気は安定供給が一番大事だと思っているのですが、伊藤忠エネクスさんは伊藤忠グループの看板を背負っていて、信頼できる会社さんという印象が強いです。太陽光発電は怪しい事業者もあるので……(笑)
▲インタビューに応じてくださった株式会社サンヨの石川様
—当社の営業担当者の印象はどうですか?
石川様:伊藤忠エネクスの方は、皆さんすごく丁寧な印象があります。
教育なんでしょうね。お会いする方が皆さんしっかりしていらっしゃるので安心感があります。知識も豊富ですし、話し方や寄り添い方がやっぱり大手企業だなと思います。中小企業の場合、担当者によって知識量や対応に差があることもありますが、伊藤忠エネクスの方は、そういった最低限のラインは当たり前にクリアした上でさまざまなご提案をしてくださるので、とても安心できます。
—当社は、商社として人と人が重要だと考えており、そこは社員全員が意識しているところだと思いますので、そう言っていただけるとありがたいです。
—TERASELソーラーを導入した決め手を教えてください。
石川様:やはり、伊藤忠エネクスさんへの信頼感が一番の決め手でした。太陽光発電設備のリース契約となると、十何年という単位の話になります。長いお付き合いになるので、途中で事業撤退や廃業、倒産となってしまうと当社も困ってしまいます。その点、伊藤忠エネクスさんは伊藤忠というブランドがありますし、大手企業なので、まず間違いなく当社より先には潰れないという安心感があります。
また提案資料がしっかりしていて、将来的な費用対効果まで試算してくださったことも決め手になりました。その試算では赤字だったのですが、そういった部分も隠さずにしっかりとお伝えいただいたので非常に検討しやすかったです。2〜3社から話を聞いたのですが、他社からはあまりそういった情報提供はありませんでした。当社も初めての太陽光発電の導入で、十何年のリース契約という長期の試算はなかなか難しいと感じていたのですが、細かい数字の部分もきちんと見せてくださったのでTERASELソーラーに決めました。
—導入までの期間が短かったと営業担当者から聞いているのですが、当社のサポートはどうでしたか?
石川様:諸事情により、1〜2カ月で契約締結まで進めなければならない状況だったのですが、スピード感を持って対応いただけました。2月中旬にこちらからご連絡をしてすぐ翌日にWebでお打ち合わせをしてくださり、2月末には提案資料をいただいて3月中旬に契約を締結しました。
営業担当の方は皆さん親切で、質問をしたらすぐに丁寧に答えてくださいましたし、いつどのような方がいらっしゃってどんな工事をするのかという説明や、「こんな工事をしますが大丈夫ですか?」といったフォローもしっかりしていただきました。
▲左から株式会社サンヨ様を担当している伊藤忠エネクスの兼光、株式会社サンヨの石川様
—竣工してからどのくらいたちましたか?
石川様:2022年9月の途中から稼働し始め、10月から本格稼働したので、ちょうど1年半くらいです。(インタビュー実施は2024年2月)
—導入後のフォローやサポートはいかがですか?
石川様:すごくしっかりフォローしてくださっていると思います。半年に1回点検に来ていただいて結果をご報告いただくのはもちろん、例えば台風の予報の日に「そちらは大丈夫ですか?」と連絡をくださったりもします。
最初のうちはWebサイトで太陽光パネルの発電量を確認していたのですが、特にトラブルなども起きていないため最近は見ていません。伊藤忠エネクスの担当者の方も見てくださっているので、もし何かあってもお知らせいただけるだろうという安心感でお任せしています。
それから、定期的にレポートをいただけるのも非常にありがたいです。
—石川様には発電量などをまとめたレポートをお渡ししています。調子のよい月だと使用電力の3割程度を太陽光発電で賄えているので、今後の電気料金高騰へのリスクヘッジにもなると思います。
—貴社の今後の展望を教えてください。
石川様:今後の方向性としては、委託加工の範囲を広げていこうと考えています。一口に製造と言っても、製品を作るまでには資材納入→一次加工→二次加工→三次加工→製品保管→出荷と多くの工程があります。その中で当社は今まで、二次加工のみ、三次加工のみというかたちで部分的な受注をしていました。今後は一次加工から三次加工まで全て当社で対応できるよう、機械の種類を増やしたり、スペックの幅を広げたりといったことを行っています。
また多くの製造において、加工前には資材を海外から輸入し、外部倉庫で保管し、必要なタイミングで加工工場に出荷するという工程が発生し、加工後には製品を外部倉庫に保管し、注文に応じて出荷するという工程があります。通常は商社などがそれぞれの工程の入出庫などをハンドリングしていると思うのですが、当社は資材保管から製品出荷までを一社完結で対応できるようにしていきたいと考えています。そうすることで、お客さまは「〇月〇日に製品Aを100個納入」という発注書を1枚出すだけでよくなり、大幅な管理コストの削減につながるのはもちろん、当社としても関係性の強化ができると思っています。
また当社が倉庫保管を行うことによって、配送コストはもちろん、二酸化炭素の排出量も削減できます。サプライチェーン全体で環境対策に取り組まなければならないという話を非常に多く耳にしますので、そういった部分からも新たなビジネスチャンスにつなげていけたらと思います。
多くの企業が環境対策、とりわけ、温室効果ガス排出量の削減に取り組み始めている中で、やはり太陽光発電は大手企業から選ばれる材料の一つになると思います。特に上場されている大手企業は委託先を決める際の基準が厳しいと思いますので、その基準から外れないようにしなければなりません。当社も今のうちから少しずつ対応していき、いつお声がけいただいてもいいようにしておくことが大事だと思っています。TERASELソーラーを最大限活用しながら、SDGsやBCPなどへの対応をアピールしていきます。
—本日はありがとうございました! 今後も貴社のお役に立てるように尽力していきます。
伊藤忠エネクスの「TERASELソーラー」
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