【2023年最新】今知っておきたい!デマンドレスポンス取り組み事業者をご紹介!

【2023年最新】今知っておきたい!デマンドレスポンス取り組み事業者をご紹介!

伊藤忠エネクス メディア編集部

伊藤忠エネクスは1961年の創業以来 「 社会とくらしのパートナー」として 全国各地の地域に根ざし生活に欠かせないエネルギーをお届けしてまいりました。 老舗エネルギー商社ならではの情報を発信します。

昨今の電気料金の高騰は、ロシアによるウクライナ侵攻や円安の影響により、燃料調達コストが大きく膨らんでいるのが主な要因です。東京電力エナジーパートナー・北海道電力・東北電力・中部電力ミライズ・北陸電力・中国電力・四国電力の大手7社は、2023年4月に高圧・特別高圧の電気料金の値上げを実施しました。2023年の夏は、全国的に平年より暑いと予想されており、夏季の電気料金を懸念している方も多いのではないでしょうか。電気料金を削減できる取り組みの一つが、「デマンドレスポンス(DR)」です。本記事では、2023年度に実施されている高圧・特別高圧向けのデマンドレスポンスプログラムを、大手電力会社を中心にご紹介します。

デマンドレスポンス(DR)とは?

デマンドレスポンス(DR)は、電力の需要(消費量)と供給(発電量)のバランスを保つことを目的とした取り組みです。デマンドレスポンスでは、需要家(電力を使用する企業や一般家庭)が、電力の供給状況に応じて、賢く電力需要を制御します。電力需要に対して供給量が少なくなるタイミングで、需要家が節電やピークシフト、放電などを行って需要の抑制を行うことが多く、抑制量に応じた料金の支払いや電気料金の値引き、ポイントの進呈といったインセンティブが贈られるのが一般的です。

近年、供給量の変動が大きい再生可能エネルギー(再エネ)の導入拡大に伴って、デマンドレスポンスに注目が集まっています。また日本においては、原子力発電所の停止による発電量の減少や、ロシアによるウクライナ侵攻や円安の影響による燃料調達コストの上昇も、デマンドレスポンスの必要性を高める要因となっています。

これまでは、電力会社と需要家が直接契約を結ぶのが一般的でしたが、近年は電力会社と需要家の間に「アグリゲーター」と呼ばれる第三者が介在する「ネガワット取引」が増えてきており、これに伴って、企業のみならず一般家庭もデマンドレスポンスに参加できるようになったため、徐々に認知度が上がってきています。

デマンドレスポンスの基礎知識については、以下の記事で詳しく解説しています。

デマンドレスポンス取り組み事業者をご紹介!

2023年度に実施されている 高圧・特別高圧向けのデマンドレスポンスプログラム

ここからは大手電力会社を中心に、2023年度に実施されている高圧・特別高圧向けのデマンドレスポンスプログラムをご紹介します。

東京電力エナジーパートナー

東京電力エナジーパートナーでは、法人および個人事業主の需要家(特別高圧・高圧・低圧)向けに「TEPCO省エネプログラム2023」を展開しており、その中の取り組みの一つとして、デマンドレスポンスを実施しています。

募集概要

募集期間 東京電力エナジーパートナーの営業担当から、対象となる需要家へ個別に連絡
実施期間 夏季:2023年7月1日〜2023年10月31日
冬季:2023年12月1日〜2024年3月31日
特典 東京電力エナジーパートナーからの節電要請にもとづき、実施期間中に5日以上、電気使用量のベースラインと比較して3%以上削減できた場合、夏季、冬季それぞれ10万円を割引
特典の提供方法 夏季:2023年12月分または2024年1月分の電気料金から割引
冬季:2024年5月分または2024年6月分の電気料金から割引
参加条件 ①高圧・特別高圧の契約があり、東京電力エナジーパートナーからの事前の調整依頼に応じて、一定規模以上の電力需要を抑制できる可能性がある需要家
②東京電力エナジーパートナーと協議が整った需要家
対象エリア 東京都
ベースラインの設定方法 DR契約プランにより、以下のいずれかで設定
・High 4 of 5(当日調整あり・なし)
・直近10日間の最大値
DRの要請方法
ペナルティ

東京電力エナジーパートナーが展開している「TEPCO省エネプログラム2023」についての詳細は、以下のページをご覧ください。

https://www.tepco.co.jp/ep/corporate/savingenergy_c/information/2023.html

東京ガス

東京ガスでは、特別高圧・高圧の需要家向けに「節電プログラム」を実施しています。

募集概要

募集期間 2023年6月26日~
※2023年度中に一度申し込むと次季は自動継続となるため、本プログラムが継続する限り、節電期間の都度申し込みは不要
実施期間 夏季:2023年7月3日~2023年9月29日
冬季:2023年12月1日~2024年2月29日
特典 東京ガスからの節電要請時に、別途東京ガスが定めるベースラインから節電した量に応じた金額を口座へ振り込み
10円/1kWh~(消費税等相当額は含まない)
※需給状況によって、さらに高い節電達成特典を付与する場合あり
特典の提供方法 節電実施月の翌々月末までに、電気料金支払方法として設定している銀行口座へ振り込み
参加条件 ①申し込み日時点で東京ガスと特別高圧・高圧電力に関する小売供給契約がある需要家
②東京ガスが規定する節電プログラム規約に同意の上、対象期間内の節電に協力できる需要家
対象エリア 関東(東京電力パワーグリッドが供給する地域の需要場所のみが対象)
ベースラインの設定方法 原則、High 4 of 5(当日調整あり)
DRの要請方法 発動日前日の14時までに節電要請のメールを送付
※発動日前日が土日祝日である場合、該当日朝までにメールを送付
ペナルティ なし

東京ガスが実施している「節電プログラム」についての詳細は、以下のページをご覧ください。

https://eee.tokyo-gas.co.jp/special/setsuden-biz/?_gl=1*1waaxmq*_gcl_au*NDcxOTkxNjE5LjE2ODgwMTgxOTU.

伊藤忠エネクス

伊藤忠エネクスでは、当社と電気需給契約を締結しているお客さま(特別高圧・高圧・低圧)向けに「夏季節電プログラム」を実施しています。

募集概要

募集期間 2023年11月15日~2024年1月31日
実施期間 2023年12月1日~2024年2月29日
特典 対象の時間帯に1kWh以上節電すると、10円/kWhを電気料金から割引
特典の提供方法 4月発行(3月分)の電気代ご請求書にて、節電量に応じた報酬をお値引き
※お値引き額が3月使用分のご請求額を上回った場合、その差分については返金いたしません
参加条件 ①伊藤忠エネクスと電気需給契約を締結しているお客さま
②当社Webマイページから「夏の節電プログラム」への登録をいただくこと
対象エリア 日本全国(沖縄電力管内を除く)
ベースラインの設定方法 High 4 of 5 (当日調整なし)
DRの要請方法 発動日前日の17時までに節電要請のメールを送付
ペナルティ なし

伊藤忠エネクスが実施している「冬季節電プログラム」についての詳細は、以下のページをご覧ください。

https://service.itcenex.com/lp/demandresponse/2023/winter/

北海道電力

北海道電力は、2023年度はデマンドレスポンスプログラムを実施していませんが、2022年度に、高圧・特別高圧の需要家向けに「冬季節電プロジェクト」を実施していました。

募集概要

募集期間 2022年10月26日~2022年12月16日
2022年12月28日~2023年1月20日
※申し込み期間を追加延長
実施期間 2022年12月検針日~2023年4月検針日の前日(電気料金2022年12月分~2023年3月分)
※高圧・特別高圧の検針日は原則毎月1日
特典 ①節電対象期間の使用電力量を前年同月の実績と比較し、対前年比で3%以上の使用電力量削減を達成した需要家に限り、達成した削減量に応じて1kWhあたり5円(税込)の特典を進呈
②国の節電プログラム促進事業により、法人の需要家は法人番号単位、個人事業主や団体の需要家は使用場所単位で、1回に限り参加特典200,000円を進呈
③国の節電プログラム促進事業により、節電対象期間の使用電力量を前年同月の実績と比較し、対前年比で3%以上の使用電力量削減を達成した需要家に限り、1契約あたり20,000円/月の特典を進呈
特典の提供方法 本プロジェクト申し込み時にあらかじめ確認した需要家の銀行口座に、節電対象期間に取得した特典の合計額を振り込み
※特典の合計額は、「国の節電プログラム促進事業」の節電達成特典を合算したもの
参加条件 ①「冬季節電プロジェクト利用規約」のすべてに同意の上、参加申し込み期間内にWebサイトより申し込みし、北海道電力が承諾した需要家
②2022年11月1日時点で北海道電力と高圧または特別高圧の電気料金メニューを契約している需要家
③エネモール会員に登録している需要家

【申し込み対象外条件】
・需給契約の契約名義(本プロジェクトの申し込み者を含む)が国または独立行政法人の需要家
・臨時電力、自家発補給電力、深夜電力、融雪用電力を契約中の需要家
・新電力と北海道電力で供給を行う部分供給で契約中の需要家
・節電が困難な用途(太陽光発電設備用のパワーコンディショナの電源需要など)で契約中の需要家
対象エリア 北海道
ベースラインの設定方法 前年同月の使用電力量
※前年同月の実績がない場合は、本プロジェクト開始前の最新実績となる2022年11月分の実績と比較
DRの要請方法
ペナルティ

北海道電力のデマンドレスポンスプログラムについての最新情報は、以下のWebサイトをご確認ください。

https://www.enemall.hepco.co.jp/

東北電力

東北電力では、高圧・特別高圧の需要家向けに「夏の節電アクション」を実施しています。

募集概要

募集期間 〜2023年7月31日
実施期間 2023年7月1日~2023年9月30日
特典 ①全平日型:「夏の節電アクション」実施期間のうち、土曜日、日曜日、「国民の祝日に関する法律」に規定する休日を除く、平日16時から19時において、30分単位の節電を依頼し、東北電力が独自に算定したベースライン電力量(kWh)と比較して実績が下回った場合、その削減した使用電力量1kWhあたり3円をキャッシュバック
②特定日型:東北電力独自の需給予測により設定した日の16時から19時において、30分単位の節電を依頼し、東北電力が試算したベースライン電力量(kWh)と比較して実績が下回った場合、その削減した使用電力量(kWh)にあらかじめお知らせした単価を乗じてキャッシュバック
③ひっ迫型:「夏の節電アクション」実施期間中に、国から電力需給ひっ迫注意報/警報が発令された場合に限り、30分単位の節電を依頼し、節電の目標となるベースライン電力量(kWh)と比較して実績が下回った場合、その削減した使用電力量(kWh)に、前日にお知らせした単価を乗じてキャッシュバック
特典の提供方法 2023年11月までを目途に、申し込みした契約分をまとめて、申し込み時に指定した口座(1カ所)に振り込み
参加条件 ①参加申し込みの時点で、東北電力との間に高圧または特別高圧の需給契約が成立している需要家
②「夏の節電アクション」(高圧・特別高圧)利用規約およびエグゼムズのサービス利用規約に同意の上、申込書入力フォームより参加登録の申し込みをし、東北電力がこれを承諾した需要家
対象エリア
ベースラインの設定方法 ①全平日型:需要場所ごとに、東北電力が保有する過去の電力使用実績と気象実績および対象日の気象予測データを用いて、東北電力が独自に算定
②特定日型:需要場所ごとに、経済産業省の「エネルギー・リソース・アグリゲーション・ビジネスに関するガイドライン(ERABガイドライン)」に基づいて、東北電力が試算
DRの要請方法 ①特定日型:毎週金曜日に翌週の需給予測を行い、対象日とキャッシュバックの単価を設定しメールでお知らせ。節電の目標となるベースライン(kW)は、対象日当日にメールでお知らせ
②ひっ迫型:節電の条件(対象時間やキャッシュバックの単価など)は、対象日の前日にメールでお知らせ。節電の目標となるベースライン(kW)は対象日当日にメールでお知らせ
ペナルティ なし

東北電力が実施している「夏の節電アクション」についての詳細は、以下のページをご覧ください。

https://www.tohoku-epco-setsuden.jp/action/setsuden2306/

中部電力ミライズ

中部電力ミライズでは、高圧・特別高圧の需要家向けに「夏季節電プログラム」を実施しています。

募集概要

募集期間 2023年5月10日〜2023年6月30日17:00
実施期間 2023年7月1日〜2023年9月30日
特典 ①デマンドレスポンス:対象の時間帯に1kWh以上節電すると、調整電力量1kWhあたり10円を電気料金から割引
②ビジエネ月間調整割引:月間の使用電力量を前年同月分から3%以上節電すると、割引対象電力量1kWhあたり5円を電気料金から割引
特典の提供方法 ①デマンドレスポンス:原則としてDR実施月の翌月分電気料金からの割引
②ビジエネ月間調整割引:原則として当該月の当月分電気料金からの割引
参加条件 ①中部電力ミライズとの高圧・特別高圧の電気契約がある需要家(一部対象外の契約あり)
②中部電力ミライズビジネス向けWEB会員サービス「ビジエネ」への会員登録をしていること
③「ビジエネ」上で契約情報を登録していること
対象エリア
ベースラインの設定方法 ①デマンドレスポンス:High 4 of 5(当日調整あり)
②ビジエネ月間調整割引:前年同月分の使用電力量
DRの要請方法 デマンドレスポンス:
①中部電力ミライズが必要と判断した場合に、節電の依頼をメールで通知
②通知が届いたら、ビジエネにてDR発動計画(実施予定日時)を確認
ペナルティ なし

中部電力ミライズが実施している「夏季節電プログラム」についての詳細は、以下のページをご覧ください。

https://miraiz.chuden.co.jp/campaign/summerdr2023/high/

北陸電力

北陸電力は、2023年度はデマンドレスポンスプログラムを実施していませんが、2022年度に、高圧・特別高圧の需要家向けに「節電チャレンジキャンペーン 2022冬」を実施していました。

【終了】募集概要

募集期間 〜2023年1月31日
実施期間 ①1日検針の場合:2023年1月1日から2023年3月31日まで
②上記以外の場合:2022年12月検針日から2023年3月検針日の前日まで
特典 ①参加特典:本キャンペーンに参加申し込みした需要家に、国からの参加特典として200,000円進呈
※1個人(需要場所単位)/1事業者(法人単位)1回のみの申し込み
※国および独立行政法人は、参加特典進呈の対象外
②国からの達成特典:前年同月より3%以上削減した需要家に、契約単位で20,000円/月進呈
③北陸電力からの達成特典:前年同月より5%以上削減した需要家の中から、抽選で各月20法人に特典を進呈
・Aコース:再エネ電気料金メニューの提供(上限5,000kWh/月、6カ月無料)
・Bコース:デマンド監視サービスの提供(ご使用料金4カ月無料)
・Cコース:EV充電設備の設置(コンセントタイプ3kW、標準設置工事無料)
※標準工事以外は別途請求
特典の提供方法 ①参加特典:本キャンペーンの参加申し込み時に需要家が指定した口座に、原則、申し込み月の翌々月の15日(休日の場合は翌営業日)までに振り込み
②国からの達成特典:本キャンペーン終了後の2023年5月末を目途に、参加申し込み時に需要家が指定した口座に、節電達成月分(最大3カ月分)をまとめて振り込み
③北陸電力からの達成特典:2023年5月末を目途に、当選者のみにメールにて結果を通知
参加条件 ①全ての高圧・特別高圧の需要家(首都圏エリア含む)
②本キャンペーンの申し込み時点において、北陸電力と契約締結し、実際に電気の供給を受けている需要家
※ただし、以下の契約はキャンペーンの対象外
・太陽光発電設備のPCS制御用の受電需要、予備電力、自家発補給電力、農事用電力、深夜電力、臨時電力、融雪用電力(ホワイトプラン)
・部分供給の需要家は、変動部分の契約にて申し込み
対象エリア
ベースラインの設定方法 前年同月の使用電力量
DRの要請方法
ペナルティ

北陸電力のデマンドレスポンスプログラムについての最新情報は、以下のWebサイトをご覧ください。

https://www.rikuden.co.jp/biz/index.html

関西電力

関西電力では、「夏のDRプロジェクト2023」を展開しており、高圧・特別高圧の需要家向けに「夏季eリスポンス特約」を実施しています。

募集概要

募集期間 〜2023年7月31日
実施期間 2023年7月1日~2023年9月30日
特典 電力需給のひっ迫時や関西電力が必要と判断する時間帯に需要抑制を実施し、対象時間帯における使用電力量が、標準となる使用電力量を下回った場合、需要抑制量1kWhにつき以下の割引単価を電気料金から割引
・関西電力が独自で発令した場合:5円00銭/1kWh
・需給ひっ迫注意報または需給ひっ迫警報発令時の場合:20円00銭/1kWh
特典の提供方法 特別高圧および高圧で契約電力が500kW以上の需要家は、2023年11月分料金、高圧で契約電力が500kW未満の需要家は、2023年12月分料金にて割引
※ひと月で割引ができない場合などは、さらに翌月の電気料金にて割引
参加条件 ①関西電力と特別高圧または高圧で電気を契約している需要家で、関西電力がお願いする時間帯に需要抑制が可能な需要
②「夏季eリスポンス特約料金表」の全てに同意の上、関西電力が指定する申込フォームより申し込みし、関西電力がこれを承諾していること
③「夏季eリスポンス特約」への申し込み時点において関西電力との間で特別高圧または高圧での電気需給契約が成立していること
④「夏季eリスポンス特約」の契約開始日において関西電力との電気需給契約により特別高圧または高圧の電気を使用していること
対象エリア
ベースラインの設定方法 ①対象日が平日の場合:High 4 of 5
②対象日が土曜日、日曜日、「国民の祝日に関する法律」に規定する休日の場合:High 2 of 3
DRの要請方法 実施日の前日に、登録メールアドレスに「需要抑制をお願いする時間帯」を案内
ペナルティ なし

関西電力が実施している「夏季eリスポンス特約」についての詳細は、以下のページをご覧ください。

https://biz.kepco.jp/elec/tetsuzuki/2023_summer_dr/

中国電力

中国電力は、2023年度はデマンドレスポンスプログラムを実施していませんが、2022年度に、高圧・特別高圧の需要家向けに「冬の節電プログラム」を実施していました。

【終了】募集概要

募集期間 2022年11月1日~2023年1月31日
実施期間 2022年12月1日~2023年3月31日
※500kW未満の契約の場合、2022年12月検針日から2023年3月検針日の前日までの電気使用量が対象
※500kW以上の契約の場合、2023年1月検針日から2023年4月検針日の前日までの電気使用量が対象
特典 ①国の補助事業による参加特典:参加申し込み期間中に申し込みをした法人に、200,000円を進呈
②国の補助事業による達成特典:前年同月と比べ3%以上の節電を達成した場合、達成月ごとに20,000円を進呈
③抽選特典:前年同月と比べ3%以上の節電を達成した法人の中から、抽選で100法人に50,000円を進呈
特典の提供方法 ①国の補助事業による参加特典:2023年3月末までに振り込み
②国の補助事業による達成特典:節電達成月の翌々月を目途に振り込み
③抽選特典:2023年5月を目途に振り込み
参加条件 中国電力と契約中の高圧契約および特別高圧契約の需要家
対象エリア
ベースラインの設定方法 前年同月の使用電力量
DRの要請方法
ペナルティ なし

中国電力のデマンドレスポンスプログラムについての最新情報は、以下のWebサイトをご覧ください。

https://biz.energia.co.jp/index.html

四国電力

四国電力は、高圧・特別高圧の需要家向けのデマンドレスポンスプログラムは実施しておらず、調整力公募のみを行っています。

四国電力の調整力公募についての最新情報は、以下のページをご覧ください。

https://www.yonden.co.jp/nw/adjusting_power_supply/index.html

九州電力

九州電力は、2023年度のデマンドレスポンスプログラムは実施していませんが、2022年度に、高圧・特別高圧の需要家向けに「九電節電プログラム2022」を実施していました。

【終了】募集概要

募集期間 2022年11月17日~2023年1月20日
実施期間 ①計量日が1日の場合:2023年1月計量日~2023年4月計量日前日
②計量日が2日以降の場合:2022年12月計量日~2023年3月計量日前日
特典 ①参加特典:節電対象期間内に節電を実施できる需要家へ1回に限り、1法人あたり200,000円の電気料金割引を進呈
②節電達成特典:1日あたりの使用量が前年同月比3%以上の節電を達成した場合、契約毎に電気料金割引を進呈
・契約電力50kW未満:500円/月
・契約電力50~499kW:2,000円/月
・契約電力500kW以上:5,000円/月
③国の節電達成特典:1日あたりの使用量が前年同月比3%以上の節電を達成した場合、国の特典20,000円/月を進呈
特典の提供方法 参加特典は申し込みの翌々月分、節電達成特典は実施月の翌月分の電気料金から割引
※特典がひと月の電気料金を上回った場合、翌々月以降、複数月に跨って精算
参加条件 申し込み時点で九州電力と高圧または特別高圧の電気料金メニューを契約している需要家
※無人箇所(太陽光発電のパワーコンディショナー等)、かんがい排水用電力、自家発補給電力、臨時電力、深夜電力は対象外
対象エリア
ベースラインの設定方法 前年同月の使用電力量
※前年同月の電気契約がない場合は、同年前月の実績で代替
DRの要請方法
ペナルティ なし

九州電力のデマンドレスポンスプログラムについての最新情報は、以下のWebサイトをご覧ください。

https://www.kyuden.co.jp/business_index.html

沖縄電力

沖縄電力は、高圧・特別高圧の需要家向けのデマンドレスポンスプログラムは実施しておらず、調整力公募のみを行っています。

沖縄電力の調整力公募についての最新情報は、以下のページをご覧ください。

https://www.okiden.co.jp/business-support/service/adjust/index.html

まとめ

本記事では、大手電力会社を中心に、2023年度に実施されている高圧・特別高圧向けのデマンドレスポンスプログラムをご紹介しました。調整力公募以外にデマンドレスポンスプログラムを実施している電力会社が多く、電気需給契約を締結していれば、比較的簡単に参加することが可能です。電気料金の高騰に伴って、日々節電を意識されている方も多いと思いますが、デマンドレスポンスに参加すれば、節電による電気料金の削減に加えて、需要抑制量に応じた料金の支払いや電気料金の値引きといったインセンティブを受け取ることができます。ペナルティが無い取り組みがほとんどなので、契約している電力会社がデマンドレスポンスプログラムを実施しているなら、さっそく参加申し込みをしてみてはいかがでしょうか。

先述した通り、伊藤忠エネクスでもデマンドレスポンスプログラムを実施しています。デマンドレスポンスにご興味をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。

伊藤忠エネクスの夏季節電プログラム

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